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建物の防犯対策はしっかり比較しよう

2020年09月10日

近年の治安悪化に伴い、住宅には効果的な防犯対策が必要です。マンションは管理人により防犯性が確保されることがありますが、戸建ては自ら対策を行う必要があります。マンションは管理会社による警備が利用できますが、戸建ては警備会社と契約し、有人で見回る方法もあります。しかし、戸建てはマンションと比較すると有人の警備はしにくいので、設備面での対策が必要です。マンションでも使われるオートロックや防犯カメラは戸建てでも有効な防犯対策となります。近隣住民との連携は警備会社への連絡と同じような防犯効果をもたらしてくれます。

防犯対策として管理人の代わりになるのが防犯カメラです。防犯カメラは犯罪の証拠が画像で残せるメリットがある他、犯罪の抑止効果が期待できます。インターホンやオートロックはセキュリティの基本です。インターホンはモニター付きが標準で、オートロックはスマートロック機能と合わせて、遠隔操作が可能なタイプもあります。一つのドアに鍵を二重に付けることは、単純ながら効果的な方法です。ドアだけでなくサッシのクレセントも二重にした方が、防犯に有利となります。

セキュリティの概念はマンションだけでなく、戸建て住宅でも取り入れられるようになりました。犯罪に遭わないためには設備面の整備と共に、外出時は鍵をかけることを心掛けるなどの生活上の対策も必要です。空き巣被害の多くは鍵のかけていない住宅が対象となっています。鍵をかけ忘れて外出した時でも、遠隔操作で施錠できるスマートロックの利用は、空き巣被害の防止に役立つことになります。

空き巣被害はドアと比較して窓から侵入するケースが多い傾向です。サッシからの侵入を防ぐには、2階や死角となっている部分の窓に対策をすることが必要となります。サッシは2階であっても施錠し、外から見えにくい部分には侵入され難い格子を設置することが効果的です。クレセントに近い部分のガラスを破壊されないように、網入りガラスや専用のシートを張るなどの対策が必要となります。

空き巣の犯罪者は外部からの視線を気にします。敷地周囲には高い塀を設けず、外から見える工夫が必要です。外部から見える囲いとしては背の低い植栽や開放的なネットフェンスなどがあります。犯罪が多い地域は犯罪者が身を隠しやすい場所が多く、逃げやすい経路のあるところです。アプローチが限られている地域は空き巣被害に遭いにくい傾向があります。