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新築一戸建てを建てるのは本当に損をするのか?

2020年07月24日
きれいな部屋

マイホームを建てるのは損になるとの見方があります。確かに思わぬ生活上のトラブルが発生したり、住宅ローンの返済負担が残るということはデメリットと言えます。しかし、マイホームには理想的な住まいを実現できるメリットがあることを忘れてはなりません。新築一戸建てのメリットとデメリットを知り、マンションや賃貸と比較することで、それを求めることが損になるか得になるかがはっきりします。賃貸との比較は住宅ローンの支払い負担に耐えられるかどうかで決まります。

新築一戸建てが損か得かはマンションや賃貸と比較することでわかります。一戸建ては建物が古くなっても土地の資産価値は残ります。マンションは大規模改修をすることで資産価値を保てますが、計画通りに大規模改修がなされない場合は、資産価値が減ります。すなわち、新築一戸建ての資産価値は自分で決められますが、マンションの場合はその価値を保つために、住民多数の意見の一致が必要となるのです。

マンションの共用部分は自分だけで決められないので、自由度は下がります。新築一戸建てはメンテナンスや増改築の時期を自由に決めることができますし、間取りが自由に決められるもので、理想の暮らしをつくりやすいと言えます。家に生活を合わせるのではなく、生活に合った家を作る喜びは何物にも代えがたいものです。マンションでも間取りの変更は可能ですが、増改築の自由度は下がると言えます。

暮らしやすさの比較は容易ではありません。都心部のマンションは利便性が良く、暮らしやすい面があります。郊外の新築一戸建ては利便性での評価が下がるのは致し方ないことです。マンションは騒音や振動で注意が必要です。子供がいる場合はお隣に迷惑をかけない配慮が必要で、かなりの神経を使います。新築一戸建ては子供が原因となる騒音や振動を気にする必要がありません。お隣との距離があるので、気兼ねなく子育てに専念できるのです。

新築一戸建てがマンションと比較して一方的に損になることは少ないと言えます。しかし、災害への対応など、自らの責任で対処しなければならないことも多いので、それなりの覚悟がいります。その覚悟さえできれば、とても暮らしやすい住まいと評価できます。新築一戸建てで損をしないためには、災害に遭いにくい敷地を選ぶと共に、長持ちする住宅をつくることが必要です。長持ちする住宅は資産価値が増し、初期投資が無駄にはなりません。